2015年版
比類なき園、コレクションの園
2015年4月23日から11月1日まで
ショーモン=シュル=ロワール城の国際庭園フェスティバルは、今年は緑の遺産、植物工学に捧げられ、訪問者の目を楽しませると同時に、庭園や植物の保護・保存・普及に時間とエネルギーを費やす人々を支援し、彼らの仕事を評価するためのものです。このような理由から、2015年のフェスティバルは「コレクションの園」と名付けられています。
オブジェ、芸術作品あるいは珍しい植物のコレクターは全て、あるひとつの貪欲な情熱に支えられています。収集すること、それは他の人が持っていないものを集め、貴重で珍しくオリジナルなものを愛することです。それはまた、多様で数多くの異なったものを探し出すこと、そして、宝物、掘り出し物、素晴らしいものを集成することでもあります。コレクターは、珍しいものを有益とする嗜好をもち、熱心な探索の結果を他の人に披露することを好みます。アートの世界でよく知られているこの情熱は、植物の世界においても例外ではありません。
したがって、2015年国際庭園フェスティバルは、比類のない園、コレクションの園、植物の「珍しいコレクションを集めた陳列室」としての庭が脚光を浴びます。この「珍しい陳列室」には、稀な植物、未曽有の植物などが豊富に、そして思いがけない現代的な仕方で展示され、素材や画期的なデザインが舞台芸術のように演出されます。これらは手入れを必要とする風変わりな庭園、通常では見れない庭園、そして稀で貴重な草花が数多く展示されます。それらの植物そのものの珍しさとともに、このコンセプトを考案したデザイナーの想像力と演出力が一見に値します。