チャペル、城
A. ゲルダ・ステイナーとヨルク・レンツリンガー
"Les pierres et le printemps"
published at 28/11/2018
1997年以来、ゲルダ・ステイナーとヨルク・レンツリンガーは、オーガニックと人工の中間の分野において、現場に据え付けのインスタレーション、一時的なもの、進化するもの、膨張するプロジェクトなどを広く展開してきました。各展示会では、その場所の特異性に応じて、彫刻に関する語彙を適応させながら使用してきました。彼らは、サン・スタア教会でのジャルディーノ・カランテの展示以来 (2003年ベネチア・ビエンナーレ)国際的な評価をえています。彼らの考察は「豊穣」についてであり、その概念はしばしば化学肥料に関連付けられて考えられますが、本来はあらゆる生命の根源であるエネルギーを示すものです。生命の創造プロセスに情熱を注ぐ彼らは、2010年にショーモン・シュール・ロワール城のダイニングルームにおいて、カラフルなクリスタルのスープを制作しました。このスープはゆっくりと、幻想的に、美しいテーブルクロスの上にクリスタルをまき散らしました。
二人のスイス人アーチストは、自然のすばらしさにインスパイアされて、ドメーヌの庭園で摘んだ植物、葉、種、ドライフラワーなどを使って、建造物をより素晴らしく見せる空中庭園の、夢のような生き生きとしたシーンを創造しています。
プロフィール
ゲルダ・ステイナーとヨルク・レンツリンガー
スイス
ゲルダ・ステイナーとヨルク・レンツリンガーは、1967年と1964年に生まれたアーチストのカップルです。彼らはウスター / チューリッヒに住んでいます。1997年以来、二人は共同プロジェクトに取り組んできました。彼らは人工的な植物と水晶のような植物を栽培し、遊び心のあるフレスコ画で壁を埋め、驚くべき魅力で見学者を迎え入れます。
ゲルダ・ステイナーは、60年代のサイケデリックなモデルを曲線と鮮やかな色彩で表現し、広大な壁画に展開したことで一躍有名になりました。
ヨルク・レンツリンガーは、工業的に製造された尿素実験することを専門としています。彼は多彩な鍾乳石や、クリスタルの景色を凝縮して表現しています。二人はしばしば一緒に、今までも大規模なインスタレーションを制作してきましたが、それらは、いくつかの部分から構成されており、小さな不思議の国の物語は、遊び心あふれる魅力と、皮肉なひらめきをともなって見る人に語りかけてきます。